国際親善大会結果
2026 国際親善大会(国際空手道連盟極真会館主催)
錬空武館より3名が出場しました。
35歳~39歳男子 +80kg級の部
優勝 宮本靖祥

35歳~39歳男子 -80kg級の部
第三位 大塚正輝

以下宮本靖祥選手のレポート
極真会館主催(東京都体育館)
国際親善大会+80kg超級(35〜39歳クラス)で優勝しました。
国際大会には中学生時代から挑戦し、何度も勝てずにきましたが、遂にこの歳になって重量級のクラスで優勝することができました。
今回は初戦が一番の強豪選手で、2019年の世界大会のサウジアラビア代表選手として荒田昇毅選手とも戦った方(5段の段位かつサウジでは100人組手達成とのこと)で、フィジカルも強かったですが、自分を信じて奥脚への下段を蹴り続けて、効いてきたところに相手の膝に合わせて下突きのカウンターを効かせて勝つことが出来ました。
続く準決勝の相手は183cm100kgのロシア選手でしたが、こちらも三日月と奥脚への下段を効かせて勝ちあがれました。
決勝戦は日本人選手でしたが、しっかりと捌いて突きからの奥脚を効かせてから三日月と膝を効かせて最後は右後ろ回しで技有りをとって優勝。
今回何より嬉しいのは同年齢のカテゴリーということで自分がやって来た武術が正しかったかどうかを測れたこと。
若い選手達と戦うと手数やスタミナなど魅せ方で勝ち負けがあるところ、同じ年齢になればそうしたスポーツ的要素は通用しなくなるので、年齢の中で正しい体の使い方が出来ているか、理にかなった組手ができているか、より合理的な身体操作が求められるので、自分にとっては大きな実験の場でもありました。
けれど体調はというとむしろ絶不調。
ここ2年ほど仕事も部署異動もあって、正直、精神的な余裕もないようなかなり忙しい日々でした。また今年に入って酷い腰痛で起き上がることも難儀したため、MRIをとったところ、椎間板ヘルニアが2箇所見つかり、幸いにして手術するほどではないものの甘く見ることもできない状況
になり、どのように戦えば体へ負担がなく動くことができるか試行錯誤をして組手をしていたところ今度は、練習仲間の前蹴りを捌いた際に相手の足の指の爪が自分の左手の指に刺さって、肉が少し抉れて取れてしまって組手の最中に大流血に。。。
それが試合の2週間前ということもあって、弱り目に祟り目とはこのことか、、、と正直暗い気持ちになっていたのは序章に過ぎず、そこから傷が出来たことで免疫も低下したのか、喉が激痛→扁桃腺の腫れ→熱→喘息の再発と負のオンパレード。
試合2日前まで抗生剤を飲む始末でゴールデンウィークはほとんど布団の中で過ごす羽目に。
とはいえ、精神的にはむしろ覚悟が決まっていたため、試合内容自体はスタミナ切れやらなんやらで今まででトップクラスにひどい状態ではありましたが、集中力は途切らさず臆せずやるべきことだけやれる不思議な状態で戦いに挑むことができました。
試合が始まるまでの間に館長から学んだ揺腕法とアーチを意識して腕振りをひたすら行ったことでゾーンに入ることを後押ししてくれ、コンディションは最悪なのに集中力は今まででむしろ良いという意味不明な状態のお陰で、相手の鋭い後ろ回し蹴りなど完全に見切ることもできました。
何はともあれ、今までの苦労がひとつ形になったので自分の信じる空手道を高久館長の元で求めて行きたいと思います。


高久館長からメッセージ
今回、宮本、笠原、大塚の3人が挑戦しましたが大会に臨むにあたり技の稽古よりも心身を如何に整えるかを指導してきました。
もちろん彼らは身体も鍛え技の磨き組手稽古もしっかりやってきました。
その上で力や技を活かすも殺すも精神と肉体のコントロールが出来ていなければならない。
この様な大きな大会で強い選手と戦える事でこれまで稽古してきた事がどこまで出来たか?何が足りなかったか?を確認出来る貴重な場となったと思います。
この経験を自分を更に高めるデータとしてひとつも無駄にせずこれからも精進して下さい。
最後にこの様な素晴らしい舞台に参加させてくださった極真会館 松井館長に御礼申し上げます。